2017年03月10日
現在は、個別銘柄を売買する投資はほとんどやっていない。かつて大手投資顧問会社で株式運用していた経験から、一般の投資家に比べプロの運用者が得られる銘柄情報は、圧倒的に多量かつ高質だということを認識しているからだ。その結果として、プロ運用者の投資精度は必然的に高くなると思っている。情報の量・質が違うのは、情報発信源となるアナリストを抱える証券会社は、発注額の大きさが大事だからだ。運用資産額の大きい運用機関に、高質な情報を多量に提供することによって売買注文を出してもらい、約定にともなう手数料を得ることが証券会社の目的だからだ。
現役を退いた昨今の個別銘柄投資は、つぶれるリスクの少ない大企業が特殊要因で大きく下がった後の買いなど限られたケースでしかやっていない。
(平成29年5月)
金融商品仲介業に関する表示はこちら