運用会社元株式ファンドマネージャーの雑感4
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運用会社元株式ファンドマネージャーの雑感4

 

 投資信託の成績評価に、相対評価と絶対評価がある。

 相対評価とは、日本株投信で言うと、日経平均が下がっていても、それより少ない下がり方ならよしとするものだ。長い目でみれば株式市場は右肩上がりになるので、株式市場を上回る投資成果を上げてさえいれば資産額は増大するという概念だ。また、株式市場の上げ下げを的確に当てることは不可能だという投資理論がその前提でもあった。しかし、日経平均は、1989年末をピークに、2003年の8千円割れの後戻りを見せたが、2008年の7千円まで基本的には下げ相場で、その間は相対評価がいくらよくても、投資家は喜べなかったであろう。

 一方、絶対評価は投資期間中の市場の上げ下げにかかわらず、投資額がどれだけ増えたかを問うものだ。こちらの方が一般投資家にとっては納得しやすい評価法であり、投資の王道であろう。

 今は、先物やリバース型ETFなどを使えば、下げ相場でも容易に利益をあげられる。株式市場の中期的な変動をうまくとらえ、絶対収益の獲得にいそしみたい。

 

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